「エドワード!大きくなって!」
「今更のこのこ何だこのバカ親父!」
「あ。兄さんの回し蹴りが綺麗に入った。」
「しかも左足だわね。」
「う…どんどん母親に似てきたな、エドワード」
「結構タフだね父さん。」
「そーお?顔、土気色だけど。」
「脂汗かきながらにたにた笑うな気持ち悪い。」
「ああ、そう言うガラの悪いところや口よりも先に足が出るところは本当にそっくりだ…」
「兄さんの母親ってことは父さんの妹なんだよね。」
「てことはアルのシスコンって父親からの遺伝だったのねー」
「そう言うことになるのかなぁ…ちょっと嫌かも。」
「あの子の小さい身体でバネを効かせたローリングソバットは絶品だった…」
「うっとりするな!気色悪いぞ本当に!」
「…兄さんのお母さんって、身体弱い人じゃなかったっけ…」
「アル、師匠も身体弱い人だ。」
「あ、そうか。」
「…いつも思うんだけど、あんた達の師匠って一体…」
「それはそうと、父さん本当に何で今頃?」
「よくぞ聞いてくれた。これをエドワードにな」
「うわーきれーなドレスー」
「…っ何考えてやがるんだこのクソ親父!」
「ごふっ!」
「あー…踵落とし。」
「やっぱり左足な訳ねー…容赦ないわね…」
「大体な!あんたが家出した理由だって知ってるんだぞ!オレは!」
「知ってたの?兄さん。」
「と言うか家出だったの?いい年して。」
「ウィンリィ、それ結構きついよ…」
「ほら、オレが誕生日に母さんがワンピース着せてくれただろ?
それが見られなかったからって拗ねて出て行ったんだよ、こいつは!」
「あぐっ!」
「あ。殴られた。」
「しかも右手。」
「そう言うがな、私だってお前に可愛い服を着せたかったのを必死で我慢していたんだぞ?
それを私が留守のうちにこっそり着せて見せてもくれないなんて酷いじゃないか!」
「それで歯止めが利かなくなりそうだからって母さんはあんたに内緒にしてたんだよ。」
「…そうだったんだ…」
「だからって母さんが死んだ時さえ帰ってこないってのはどういう事だよ!」
「ああ…その時どうしても戻ってこられないところにいたからだ」
「…って?」
「いやこの最高級の絹織物を手に入れるためにだな、東の大国まで行っていてな。」
「…っ」
「足払いから体落とし。」
「またきれいに決まったわねー」
「ま、待て、途中の港町で発注したレースも結局3年かかってな」
「誰も聞いてねえよそんな事!良いからいっぺん死んでこい!
あの世で母さんに100万回謝ってこい!」
「ボクもそうした方が良いと思うなー」

(041004拍手お礼/121204)
□back□
本・漫画・DVD・アニメ・家電・ゲーム | さまざまな報酬パターン | 共有エディタOverleaf
業界NO1のライブチャット | ライブチャット「BBchatTV」  無料お試し期間中で今だけお得に!
35000人以上の女性とライブチャット[BBchatTV] | 最新ニュース | Web検索 | ドメイン | 無料HPスペース